医薬経済オンライン

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人口減少こそ、日本最大の危機

2022年9月1日号

 米国のイーロン・マスク氏が「このまま出生率が上がらなければやがて日本は消滅する」と発言し、日本社会に反響を呼んだ。  20年の国勢調査で日本の総人口は、1億2622万人、15年比で0.7%減少した。日本の総人口は、08年の1億2808万人をピークに、この年以降、日本は人口減少国に突入した。国立社会保障・人口問題研究所の将来推計によると、総人口は30年には1億1662万人、60年には実に8674万人にまで減少する。また、生産年齢人口(15〜64歳)は60年に4418万人に激減するとされる。  人口減少は労働力や市場規模に直結し、経済成長や社会保障の持続性に大きく影響する。人口減少の課題は、経済社会基盤(インフラ)の維持の困難による社会全体の劣化を招き、それによる国全体の縮小・衰退だ。通常、国家建設は人口の拡大に伴う健全な経済発展を前提として築かれてきた。基...  米国のイーロン・マスク氏が「このまま出生率が上がらなければやがて日本は消滅する」と発言し、日本社会に反響を呼んだ。  20年の国勢調査で日本の総人口は、1億2622万人、15年比で0.7%減少した。日本の総人口は、08年の1億2808万人をピークに、この年以降、日本は人口減少国に突入した。国立社会保障・人口問題研究所の将来推計によると、総人口は30年には1億1662万人、60年には実に8674万人にまで減少する。また、生産年齢人口(15〜64歳)は60年に4418万人に激減するとされる。  人口減少は労働力や市場規模に直結し、経済成長や社会保障の持続性に大きく影響する。人口減少の課題は、経済社会基盤(インフラ)の維持の困難による社会全体の劣化を招き、それによる国全体の縮小・衰退だ。通常、国家建設は人口の拡大に伴う健全な経済発展を前提として築かれてきた。基盤と

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