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Pharmacoeconomics 薬剤経済学

スニチニブの腎臓がん療法CEA 高額薬剤の給付管理⑧

第196回

2009年3月1日号

 「転移性腎細胞がんのリンゴ酸スニチニブ一次療法の経済学的評価」は、急展開を見た腎細胞がん療法(RCC)の一翼を担う分子標的治療薬「スーテント」(ファイザー)の費用対効果、費用対効用分析である。 憎悪(疾患フリー)が始まるときに投薬は終わるが、6ヵ月(中央値)続く1次療法後の2次療法、末期の支援療法を経て死に至る過程をマルコフ・モデルで構築し、所要費用(06年)を計算している(『ジャーナル・オブ・クリニカル・オンコロジー』08年8月20日)。 主任報告者E.Remakは、ユナイティド・バイオソース社(ロンドン)の医療経済学者(MD)、研究に出資したファイザー、ベースになったフェーズⅢ研究を指揮したR.J.Motzer(スローン・ケタリングがんセンター)も参加している。 インターフェロン-α(IFN-α)、インターロイキン-2(IL-2)のサイトカイン療法を比較対照に...  「転移性腎細胞がんのリンゴ酸スニチニブ一次療法の経済学的評価」は、急展開を見た腎細胞がん療法(RCC)の一翼を担う分子標的治療薬「スーテント」(ファイザー)の費用対効果、費用対効用分析である。 憎悪(疾患フリー)が始まるときに投薬は終わるが、6ヵ月(中央値)続く1次療法後の2次療法、末期の支援療法を経て死に至る過程をマルコフ・モデルで構築し、所要費用(06年)を計算している(『ジャーナル・オブ・クリニカル・オンコロジー』08年8月20日)。 主任報告者E.Remakは、ユナイティド・バイオソース社(ロンドン)の医療経済学者(MD)、研究に出資したファイザー、ベースになったフェーズⅢ研究を指揮したR.J.Motzer(スローン・ケタリングがんセンター)も参加している。 インターフェロン-α(IFN-α)、インターロイキン-2(IL-2)のサイトカイン療法を比較対照にして

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