結局は「セブン」のひとり勝ちか
改正薬事法施行後のコンビニOTC薬販売
2009年3月1日号
今年6月、改正薬事法が施行される。OTC薬が副作用の強い第1類を除いて、登録販売者という新設の有資格者を置けば販売できることになる。小売業のなかでも食品スーパーや家電量販店、さらにホームセンターなどの安売り業態は千載一遇のビジネスチャンスとばかり、本格販売の準備を進めている。
だが、その一方で、最も消費者の身近にあり、OTC薬の販売自由化の恩恵に与るとみられていたコンビニエンスストアが、登録販売者の確保やコストの問題から、法改正の恩恵を享受できずに苦悶している。コンビニでのOTC薬販売の拡大は当面なさそうだが、コンビニ大手は「絶対に育成したい分野」と異口同音。果たして、コンビニは有力商材としてOTC薬を育てることができるか。コンビニの苦闘は続きそうだ。
「OTC薬の販売自由化といっても、実は名ばかりの規制緩和...
今年6月、改正薬事法が施行される。OTC薬が副作用の強い第1類を除いて、登録販売者という新設の有資格者を置けば販売できることになる。小売業のなかでも食品スーパーや家電量販店、さらにホームセンターなどの安売り業態は千載一遇のビジネスチャンスとばかり、本格販売の準備を進めている。
だが、その一方で、最も消費者の身近にあり、OTC薬の販売自由化の恩恵に与るとみられていたコンビニエンスストアが、登録販売者の確保やコストの問題から、法改正の恩恵を享受できずに苦悶している。コンビニでのOTC薬販売の拡大は当面なさそうだが、コンビニ大手は「絶対に育成したい分野」と異口同音。果たして、コンビニは有力商材としてOTC薬を育てることができるか。コンビニの苦闘は続きそうだ。
「OTC薬の販売自由化といっても、実は名ばかりの規制緩和。コ
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