医薬経済オンライン

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時感/編集後記

疑惑、ふたたび

2009年3月1日号

時感  診療報酬改定そのものの根底を覆す〝疑惑〞が、ふたたび議論の俎上にあがった。  厚労省は2月18日の中医協調査実施小委員会に、医療経済実態調査(実調)について「関係団体への調査客体名簿の提供は行わない」方針を提示した。  実調は、診療報酬改定の基礎データとなるもので、改定幅を決める重要な指標。日医や日薬などの関係団体には、調査協力の名目で、調査に当たった病院・診療所や薬局の名簿を提供している。  一方で、データをもとに厚労省や支払団体と「ベア交渉」する立場にある日医、日薬は、調査結果が気が気ではない。  こうした力学のなかで起きた不祥事の一端を、姉妹紙RISFAXが07年11月に報じた。  地方薬剤師会が、調査対象となった薬局に対して、収入を「赤字に見積もるよう」データの改ざんを要請したのだ。関... 時感  診療報酬改定そのものの根底を覆す〝疑惑〞が、ふたたび議論の俎上にあがった。  厚労省は2月18日の中医協調査実施小委員会に、医療経済実態調査(実調)について「関係団体への調査客体名簿の提供は行わない」方針を提示した。  実調は、診療報酬改定の基礎データとなるもので、改定幅を決める重要な指標。日医や日薬などの関係団体には、調査協力の名目で、調査に当たった病院・診療所や薬局の名簿を提供している。  一方で、データをもとに厚労省や支払団体と「ベア交渉」する立場にある日医、日薬は、調査結果が気が気ではない。  こうした力学のなかで起きた不祥事の一端を、姉妹紙RISFAXが07年11月に報じた。  地方薬剤師会が、調査対象となった薬局に対して、収入を「赤字に見積もるよう」データの改ざんを要請したのだ。関係者

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