Pharmacoeconomics 薬剤経済学
特殊薬剤給付費、07年は鈍化 高額薬剤の給付管理⑤
第193回
2009年1月15日号
一般に年間費用6000ドル以上を意味する特殊製剤は、医療給付全体、薬剤給付管理において重要性を増し、代わりがない治療法にアクセスしたい患者にとって、医療保険の対応は文字通り死活問題である。しかし、大局的には、統御不能に思えた特殊薬剤の費用動向は急変している。 図1は、薬局給付管理会社(PBM)のメドコ・ヘルス・ソリューションズの薬剤給付管理データの分析結果である。特殊薬剤給付費の増加率も、03年の半分以下と処方薬市場の冷え込みに足並みを揃え、強力な成長要素にはなり得なかった(メドコ「ドラッグ・トレンド・レポート」)。 前年比12.3%増と2ケタ増を維持したが、値上げを中心に単位費用の8.4%増に頼った。 増加率の鈍化傾向は、ライバルPBMのエクスプレス・スクリプツの分析でも同じ、06年16.8%増が07年14.0%増になった。0.7%と1%に満たない新...
一般に年間費用6000ドル以上を意味する特殊製剤は、医療給付全体、薬剤給付管理において重要性を増し、代わりがない治療法にアクセスしたい患者にとって、医療保険の対応は文字通り死活問題である。しかし、大局的には、統御不能に思えた特殊薬剤の費用動向は急変している。 図1は、薬局給付管理会社(PBM)のメドコ・ヘルス・ソリューションズの薬剤給付管理データの分析結果である。特殊薬剤給付費の増加率も、03年の半分以下と処方薬市場の冷え込みに足並みを揃え、強力な成長要素にはなり得なかった(メドコ「ドラッグ・トレンド・レポート」)。 前年比12.3%増と2ケタ増を維持したが、値上げを中心に単位費用の8.4%増に頼った。 増加率の鈍化傾向は、ライバルPBMのエクスプレス・スクリプツの分析でも同じ、06年16.8%増が07年14.0%増になった。0.7%と1%に満たない新薬
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