医薬経済オンライン

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「エパデール」スイッチの舞台裏

持田製薬が直面したOTC薬化推奨リスト入りの圧力

2009年2月15日号

 「この時期に、ああいうアナウンスをするというのが、正直、わからない」  OTC薬関係者はそう話し、首をひねる。  1月24日、都内で開かれた記者懇親会で、持田製薬の持田直幸社長は同社の医療用主力製品・高脂血症治療剤「エパデール」について、スイッチOTC薬化を進めると宣言した。開発は自前で行うものの、販売は国内OTC薬メーカー数社と提携することも明らかにした。このアナウンスが、OTC薬業界に波紋を広げている。 「情報戦」下での開発  OTC薬メーカーにとって「スイッチ情報」は機密事項だ。スイッチする医療用成分はもちろん、用法や用量、効能効果などの情報は、内密に進められる。医療用医薬品とは異なり、「ゾロ品」を開発するのにさほど時間がかからないという側面もある。  詳細が公表されるのは薬...  「この時期に、ああいうアナウンスをするというのが、正直、わからない」  OTC薬関係者はそう話し、首をひねる。  1月24日、都内で開かれた記者懇親会で、持田製薬の持田直幸社長は同社の医療用主力製品・高脂血症治療剤「エパデール」について、スイッチOTC薬化を進めると宣言した。開発は自前で行うものの、販売は国内OTC薬メーカー数社と提携することも明らかにした。このアナウンスが、OTC薬業界に波紋を広げている。 「情報戦」下での開発  OTC薬メーカーにとって「スイッチ情報」は機密事項だ。スイッチする医療用成分はもちろん、用法や用量、効能効果などの情報は、内密に進められる。医療用医薬品とは異なり、「ゾロ品」を開発するのにさほど時間がかからないという側面もある。  詳細が公表されるのは薬事

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