巻頭言
中外との契約解消で「脱・他力本願」 自社でテロメライシンを申請へ
オンコリスバイオファーマ株式会社 代表取締役社長 浦田泰生
2022年9月15日号
——中外製薬に導出した腫瘍溶解ウイルス「テロメライシン」が契約解消となった。単独開発に移るが、今後の方針は。
浦田 とにかくテロメライシンの製品化に集中していく。幸いにも厚生労働省から「先駆け審査指定制度」に指定され、進行中の食道がんを対象にした第Ⅱ相試験で申請できる。結果は来年秋頃に得られる予定で、申請時期は24年を見込んでいる。自社で承認を取得することで、バイオベンチャーではなく、製薬企業として道を歩んでいきたい。
——中外と契約解消はネガティブに見えるが、製品化のゴールは近いと見ていいのか。
浦田 私はそう思っている。いまは富士山に例えると7合目あたりだろう。ただ、これからの苦労を考えれば、頂上に近づくほどだんだん空気は薄くなっていく。それでも、契約解消になった理由は、テロメライシンの有効性や...
——中外製薬に導出した腫瘍溶解ウイルス「テロメライシン」が契約解消となった。単独開発に移るが、今後の方針は。
浦田 とにかくテロメライシンの製品化に集中していく。幸いにも厚生労働省から「先駆け審査指定制度」に指定され、進行中の食道がんを対象にした第Ⅱ相試験で申請できる。結果は来年秋頃に得られる予定で、申請時期は24年を見込んでいる。自社で承認を取得することで、バイオベンチャーではなく、製薬企業として道を歩んでいきたい。
——中外と契約解消はネガティブに見えるが、製品化のゴールは近いと見ていいのか。
浦田 私はそう思っている。いまは富士山に例えると7合目あたりだろう。ただ、これからの苦労を考えれば、頂上に近づくほどだんだん空気は薄くなっていく。それでも、契約解消になった理由は、テロメライシンの有効性や安全
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