話題の焦点
「赤ちゃんポスト」 そして「内密出産」
2022年9月15日号
赤ちゃんは、そのほとんどがこれ以上ない期待感と幸福感溢れる環境下で生まれている。だがなかには、思いがけない妊娠から始まり、母親の希望で秘密裏に出産、教育という暗いケースも少なからず発生している。 母親が自分の身元を病院にのみ明らかにして出産すること、これをまさに「内密出産」というが、国内では法制化されておらず、内々に21年12月にその第1例が実行され大きく話題を呼んだ。 熊本市の慈恵病院・蓮田健理事長は「生まれてくる命を守る責任は社会全体にある」との信念を持ち、その原点は15年前の「赤ちゃんポスト」にある。多くの命を助けたが、ある日遺体が遺棄されていたことにショックを受けて、出産前から母親によりそうべきだと思い、今回の内密出産に踏み切ったものである。 外国では、米英仏独等さすがに先進国は法制化され円滑に運営されている。とくにフランスは別格で20...
赤ちゃんは、そのほとんどがこれ以上ない期待感と幸福感溢れる環境下で生まれている。だがなかには、思いがけない妊娠から始まり、母親の希望で秘密裏に出産、教育という暗いケースも少なからず発生している。 母親が自分の身元を病院にのみ明らかにして出産すること、これをまさに「内密出産」というが、国内では法制化されておらず、内々に21年12月にその第1例が実行され大きく話題を呼んだ。 熊本市の慈恵病院・蓮田健理事長は「生まれてくる命を守る責任は社会全体にある」との信念を持ち、その原点は15年前の「赤ちゃんポスト」にある。多くの命を助けたが、ある日遺体が遺棄されていたことにショックを受けて、出産前から母親によりそうべきだと思い、今回の内密出産に踏み切ったものである。 外国では、米英仏独等さすがに先進国は法制化され円滑に運営されている。とくにフランスは別格で200年
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