医薬経済オンライン

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Pharmacoeconomics 薬剤経済学

大腸がん化学療法の費用の変化 高額薬剤の給付管理⑦

第195回

2009年2月15日号

 ユニオン大薬学校(ニューヨーク州)のS.A.フェルロらは、04年まで5年間に340倍に膨らんだ結腸・直腸がん(CRC)を例に、がんの薬剤療法の経済的負担の様相を描いている(『結腸直腸がん治療のための薬剤費の変化』アメリカン・ジャーナル・オブ・マネジドケア、08年11月)。  化学療法による副作用を調査するために構築された全米のがん患者レジストリーから、全米115外来クリニックで化学療法を始めたCRC患者421人の状況を、02年3月~05年3月まで3年間にわたって分析した。  高額製剤の登場により、がん治療は総費用と患者負担の両面から、社会の薬剤費に対する関心を先鋭に映し出す領域になっている。しかし、経済学的な評価は進んでおらず、それどころか、費用の全体像、詳細の把握も遅れている。  フェルロらは、現に治療中の登録...  ユニオン大薬学校(ニューヨーク州)のS.A.フェルロらは、04年まで5年間に340倍に膨らんだ結腸・直腸がん(CRC)を例に、がんの薬剤療法の経済的負担の様相を描いている(『結腸直腸がん治療のための薬剤費の変化』アメリカン・ジャーナル・オブ・マネジドケア、08年11月)。  化学療法による副作用を調査するために構築された全米のがん患者レジストリーから、全米115外来クリニックで化学療法を始めたCRC患者421人の状況を、02年3月~05年3月まで3年間にわたって分析した。  高額製剤の登場により、がん治療は総費用と患者負担の両面から、社会の薬剤費に対する関心を先鋭に映し出す領域になっている。しかし、経済学的な評価は進んでおらず、それどころか、費用の全体像、詳細の把握も遅れている。  フェルロらは、現に治療中の登録患

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