ドラッグストア業界再編・新潮流
地域トップをめざすキリン堂の底力
その18
2009年2月15日号
米国発の世界同時不況が、ドラッグストア業界にも波紋を広げている。出店戦略や価格政策の見直し、節約型消費への対応、収益力の強化など、これまで体験したことのない問題が、急成長を遂げてきたドラッグストア業界の前に立ちはだかっているからだ。
とくに大きな変動要因になっているのが株式市場の混乱だ。有力ドラッグチェーンは、株価の急激な下落によって、規模拡大から体質強化に軸足を移し、グループ化戦略を見直さざるを得なくなった。
象徴が、昨年9月に発表されたキリン堂とアライドハーツ・ホールディングスとの経営統合に関する協議開始だ。業界12位のキリン堂と13位のアライドハーツHDが経営統合に踏み切れば、関東から中四国にかけて店舗数で664店、売上高2096億円あまりのリージョナルチェーンが誕生する。
しかもサンドラッ...
米国発の世界同時不況が、ドラッグストア業界にも波紋を広げている。出店戦略や価格政策の見直し、節約型消費への対応、収益力の強化など、これまで体験したことのない問題が、急成長を遂げてきたドラッグストア業界の前に立ちはだかっているからだ。
とくに大きな変動要因になっているのが株式市場の混乱だ。有力ドラッグチェーンは、株価の急激な下落によって、規模拡大から体質強化に軸足を移し、グループ化戦略を見直さざるを得なくなった。
象徴が、昨年9月に発表されたキリン堂とアライドハーツ・ホールディングスとの経営統合に関する協議開始だ。業界12位のキリン堂と13位のアライドハーツHDが経営統合に踏み切れば、関東から中四国にかけて店舗数で664店、売上高2096億円あまりのリージョナルチェーンが誕生する。
しかもサンドラッグ
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