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話題の焦点

「手術で救命できたとしても」

2009年2月1日号

 食道がんの手術では、近接の声帯まで失うことが多い。いかに手術自体は成功したとしても、これでは大変なQOL低下だ。 患部を極限的に小さく特定できれば、周辺の健康組織には悪影響が及ばなくなる。これを成功に導いたのが、内視鏡の技術進化である。しかも、うれしいことに日本発の研究成果だ。 これまで手も足も出なかった暗黒の世界から患部を見つけ出すことに成功した内視鏡が、またまた一大開発ブレークを遂げた。 内視鏡で用いられる光は、通常、広域スペクトルである。だが、2種類の波長だけの狭帯スペクトルによって、微小血管だけ、つまり超微小腫瘍だけを超早期発見できることになった。これはナローバンドイメージングといって、その略語「NBI」が国際学会では大変な流行語となっている。 今や、手術の成功は当たり前の時代になった。同時に、QOLを低下させない使命が絶対の...  食道がんの手術では、近接の声帯まで失うことが多い。いかに手術自体は成功したとしても、これでは大変なQOL低下だ。 患部を極限的に小さく特定できれば、周辺の健康組織には悪影響が及ばなくなる。これを成功に導いたのが、内視鏡の技術進化である。しかも、うれしいことに日本発の研究成果だ。 これまで手も足も出なかった暗黒の世界から患部を見つけ出すことに成功した内視鏡が、またまた一大開発ブレークを遂げた。 内視鏡で用いられる光は、通常、広域スペクトルである。だが、2種類の波長だけの狭帯スペクトルによって、微小血管だけ、つまり超微小腫瘍だけを超早期発見できることになった。これはナローバンドイメージングといって、その略語「NBI」が国際学会では大変な流行語となっている。 今や、手術の成功は当たり前の時代になった。同時に、QOLを低下させない使命が絶対の要求

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