医薬経済オンライン

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ドクターかでいのくすりの裏技

ベンゾジアゼピンの常用量依存

第11回

かでい伝次郎

2009年2月1日号

 ベンゾジアゼピン系薬の常用量依存は大きな問題だ。ベンゾジアゼピン系薬は、主に抗不安薬や睡眠薬として使われており、この世に現れてすでに50年にもなろうという薬の種族だ。乳児の熱性けいれんなどのけいれん止めとしても使われているが、何といっても精神科領域での使用が問題だ。  昔は〝常用量〞ではなく、〝デパ中〞(エチゾラム=製品名「デパス」依存症―ただし、正確にはこれはチエノジアゼピン系だが、ベンゾジアゼピン系と似たようなものだ)だの、〝ソラ中〞(アルプラゾラム=「ソラナックス」依存症)だの、〝コン中〞(アルプラゾラム=「コンスタン」依存症)だの、〝レキ中〞(ブロマゼパム「レキソタン」依存症)だの、〝ハル中〞(トリアゾラム=「ハルシオン」依存症)だのといって、患者があちこちの医者を回って薬を大量に手に入れて、驚くほど大量の薬を浴びる...  ベンゾジアゼピン系薬の常用量依存は大きな問題だ。ベンゾジアゼピン系薬は、主に抗不安薬や睡眠薬として使われており、この世に現れてすでに50年にもなろうという薬の種族だ。乳児の熱性けいれんなどのけいれん止めとしても使われているが、何といっても精神科領域での使用が問題だ。  昔は〝常用量〞ではなく、〝デパ中〞(エチゾラム=製品名「デパス」依存症―ただし、正確にはこれはチエノジアゼピン系だが、ベンゾジアゼピン系と似たようなものだ)だの、〝ソラ中〞(アルプラゾラム=「ソラナックス」依存症)だの、〝コン中〞(アルプラゾラム=「コンスタン」依存症)だの、〝レキ中〞(ブロマゼパム「レキソタン」依存症)だの、〝ハル中〞(トリアゾラム=「ハルシオン」依存症)だのといって、患者があちこちの医者を回って薬を大量に手に入れて、驚くほど大量の薬を浴びるよう

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