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Pharmacoeconomics 薬剤経済学

主要薬効群別の特殊薬剤市場 高額薬剤の給付管理⑥

第194回

2009年2月1日号

 07年の米国医薬品市場は停滞し、特殊薬剤も減速、期待ほど下支えできなかった。エクスプレス・スクリプツ版のドラッグ・トレンド・レポートによれば薬剤給付費は5.5%増、14.0%増の特殊薬剤を抜くと4.7%増だった。シェア10%の特殊薬剤が増加貢献率34.2%だった。状況は薬効群で異なる。給付総額が増えた4薬効群を見ても糖尿病はゼロ、リウマチ性関節炎では特殊薬剤の貢献は100%以上である。 表1は、大手PBMであるメドコ・ヘルス・ソリューションズ版の主要薬効群別に見た特殊薬剤薬局給付費の06~07年の変化の詳細、表2は、エクスプレス・スクリプツ版の主要薬効群別の実数、11年までの推移予測を示している。 07年には、EPO製剤の投与量増強の流れが一転、大量投与の安全性問題が浮上し、CMS(メディケア・メディケイド・サービス庁)が投与条件を絞り込んで利用が落...  07年の米国医薬品市場は停滞し、特殊薬剤も減速、期待ほど下支えできなかった。エクスプレス・スクリプツ版のドラッグ・トレンド・レポートによれば薬剤給付費は5.5%増、14.0%増の特殊薬剤を抜くと4.7%増だった。シェア10%の特殊薬剤が増加貢献率34.2%だった。状況は薬効群で異なる。給付総額が増えた4薬効群を見ても糖尿病はゼロ、リウマチ性関節炎では特殊薬剤の貢献は100%以上である。 表1は、大手PBMであるメドコ・ヘルス・ソリューションズ版の主要薬効群別に見た特殊薬剤薬局給付費の06~07年の変化の詳細、表2は、エクスプレス・スクリプツ版の主要薬効群別の実数、11年までの推移予測を示している。 07年には、EPO製剤の投与量増強の流れが一転、大量投与の安全性問題が浮上し、CMS(メディケア・メディケイド・サービス庁)が投与条件を絞り込んで利用が落ち

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