「創薬材料」化に求められる緊張
幹細胞研究の規制再編(後編)
医療ジャーナリスト 粥川準二
2009年2月1日号
前編(1月15日号)では、国内外でiPS細胞(人工多能性幹細胞)だけでなく、ES細胞(胚性幹細胞)を含む「幹細胞」研究全般の成果が相次いで報告されていること、それに応じて国内の研究者からは、これまで厳しかった研究への規制緩和を望む声が上がり、国もそれに応じ始めていること、米国では幹細胞研究を支持しているバラク・オバマ氏が大統領に就任し、研究への追い風的な機運が高まっていることなどを紹介した。
この追い風は、いわゆる再生医療の研究に対してだけ向かっているわけではない。例えば、08年12月18日に英国で開催された英国製薬工業協会の冬期会議では、ライデン大学のクリスティン・ママリー教授が、オバマ新政権によって、幹細胞による薬物のスクリーニングや毒性テストが、ここ数年で「ブーム」になるだろうと述べた。
新しい薬ひとつ...
前編(1月15日号)では、国内外でiPS細胞(人工多能性幹細胞)だけでなく、ES細胞(胚性幹細胞)を含む「幹細胞」研究全般の成果が相次いで報告されていること、それに応じて国内の研究者からは、これまで厳しかった研究への規制緩和を望む声が上がり、国もそれに応じ始めていること、米国では幹細胞研究を支持しているバラク・オバマ氏が大統領に就任し、研究への追い風的な機運が高まっていることなどを紹介した。
この追い風は、いわゆる再生医療の研究に対してだけ向かっているわけではない。例えば、08年12月18日に英国で開催された英国製薬工業協会の冬期会議では、ライデン大学のクリスティン・ママリー教授が、オバマ新政権によって、幹細胞による薬物のスクリーニングや毒性テストが、ここ数年で「ブーム」になるだろうと述べた。
新しい薬ひとつを市
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