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日本はいつから科学技術劣等国になったのか
2022年10月1日号
今年もノーベル賞の時期が巡ってきた。自然科学分野のノーベル賞受賞者は誰になるのか、そのなかに日本人はいるのか。毎年のことながら楽しみにしている。
00年以降、日本の自然科学分野でのノーベル賞受賞者は20人で、米国に次ぐ。ただ、喜んでばかりはいられないのが現実だ。ノーベル賞を受賞した多くの発明、発見、研究の対象は、研究成果や実績をあげた年から実際に受賞するまでには、概ね20〜30年ほどかかっている。つまり、日本の過去の科学技術の水準の高さを示すものであって、現在の実力を示しているわけではないということだ。
実際、日本人のノーベル賞受賞ラッシュと時を同じくして、過去20年間で日本の科学技術研究は、質・量ともに衰退の一途を辿っているとの指摘も出ている。日本人のノーベル賞受賞者が途絶えるだろうとの悲観的な意見も聞かれる。
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今年もノーベル賞の時期が巡ってきた。自然科学分野のノーベル賞受賞者は誰になるのか、そのなかに日本人はいるのか。毎年のことながら楽しみにしている。
00年以降、日本の自然科学分野でのノーベル賞受賞者は20人で、米国に次ぐ。ただ、喜んでばかりはいられないのが現実だ。ノーベル賞を受賞した多くの発明、発見、研究の対象は、研究成果や実績をあげた年から実際に受賞するまでには、概ね20〜30年ほどかかっている。つまり、日本の過去の科学技術の水準の高さを示すものであって、現在の実力を示しているわけではないということだ。
実際、日本人のノーベル賞受賞ラッシュと時を同じくして、過去20年間で日本の科学技術研究は、質・量ともに衰退の一途を辿っているとの指摘も出ている。日本人のノーベル賞受賞者が途絶えるだろうとの悲観的な意見も聞かれる。
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