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2022年10月1日号

欧州心臓病学会、期待の新薬が好結果と不発で明暗  欧州心臓病学会は8月26〜29日、スペイン・バルセロナで学術集会を開催。世界の企業や研究者が最新科学の報告を行った。  独バイエルは、非ステロイド型選択的ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬「ケレンディア」の最新データを発表した。慢性腎臓病(CKD)及び2型糖尿病患者の第Ⅲ相試験のプール解析から、早期から後期までのCKD及び2型糖尿病の幅広い患者層で心臓突然死率を有意に低下させたとした。昨年発表したFIDELITY試験でも、同様の患者の心血管障害リスクをプラセボより低減させたと明らかにしていた。  今回の解析はFIDELITY試験を追跡したもので、期間中央値は3年だった。被験者の全死因死亡の発生率は、ケレンディア投与群で8.5%、プラセボ投与群で9.4%となった。死因の多くは心血管死(CV)で、ケ... 欧州心臓病学会、期待の新薬が好結果と不発で明暗  欧州心臓病学会は8月26〜29日、スペイン・バルセロナで学術集会を開催。世界の企業や研究者が最新科学の報告を行った。  独バイエルは、非ステロイド型選択的ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬「ケレンディア」の最新データを発表した。慢性腎臓病(CKD)及び2型糖尿病患者の第Ⅲ相試験のプール解析から、早期から後期までのCKD及び2型糖尿病の幅広い患者層で心臓突然死率を有意に低下させたとした。昨年発表したFIDELITY試験でも、同様の患者の心血管障害リスクをプラセボより低減させたと明らかにしていた。  今回の解析はFIDELITY試験を追跡したもので、期間中央値は3年だった。被験者の全死因死亡の発生率は、ケレンディア投与群で8.5%、プラセボ投与群で9.4%となった。死因の多くは心血管死(CV)で、ケレン

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