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「薬価差益」是非で“平行線”辿る様相

製薬業界の期待萎む有識者検討会

2022年10月15日号

「流通・薬価制度の文字が消えて、一気に風呂敷が広がった印象だ」  日本製薬団体連合会の関係者は、新たに発足した厚生労働省の「医薬品の迅速・安定供給実現に向けた総合対策に関する有識者検討会」について、落胆を込めてそう語る。  鳴り物入りで始まった「医薬品の迅速かつ安定的な供給のための流通・薬価制度に関する有識者検討会」は、8月31日に第1回会合を開いた。その第2回会合が9月前半のうちに行われると思いきや、会議名が流通・薬価制度から突如「総合対策」に変わり、9月22日に第1回会合がセットされた。  流通・薬価制度は総合対策に溶け込み、新たに「産業構造の検証」がテーマに加わった。それに伴い、委員が4人追加され、計12人になった(表参照)。たった1回会合を開いただけで、検討会の名称が変わり、委員が追加されるのは前代未聞と言える... 「流通・薬価制度の文字が消えて、一気に風呂敷が広がった印象だ」  日本製薬団体連合会の関係者は、新たに発足した厚生労働省の「医薬品の迅速・安定供給実現に向けた総合対策に関する有識者検討会」について、落胆を込めてそう語る。  鳴り物入りで始まった「医薬品の迅速かつ安定的な供給のための流通・薬価制度に関する有識者検討会」は、8月31日に第1回会合を開いた。その第2回会合が9月前半のうちに行われると思いきや、会議名が流通・薬価制度から突如「総合対策」に変わり、9月22日に第1回会合がセットされた。  流通・薬価制度は総合対策に溶け込み、新たに「産業構造の検証」がテーマに加わった。それに伴い、委員が4人追加され、計12人になった(表参照)。たった1回会合を開いただけで、検討会の名称が変わり、委員が追加されるのは前代未聞と言える。

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