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INTERVIEW

主戦場の皮膚疾患領域で新規市場開拓

インタビュー・杉田淳 マルホ代表取締役社長 ヒルドイド「一本足打法」から脱却へ

2022年10月15日号

 かつては外用剤が中心だった皮膚疾患にも抗体医薬が続々と投入されている。乾癬では10年に田辺三菱製薬が「レミケード」、アッヴィが「ヒュミラ」を適応追加して以来、数々の新製品が登場した。  軟膏を塗るイメージが強いアトピー性皮膚炎も、18年にサノフィが「デュピクセント」を発売。各社もそれに続こうとしている。 「00年当時は皮膚疾患領域に関与される企業が少なかったと聞いている。最近は抗体医薬が出て、非常に競争が激しい状況にある」  こう話すのはマルホの杉田淳社長だ。1915年創業の同社は整形外科領域で地盤を固め、90年代から外用剤に特化し、00年代以降は皮膚疾患に力点を置く。医薬品事業の売上高は877億2400万円(21年)で、主力品「ヒルドイド」が約5割を占める。マルホも8月にデュピクセントの後を追って「ミチーガ」を上市。混戦模様...  かつては外用剤が中心だった皮膚疾患にも抗体医薬が続々と投入されている。乾癬では10年に田辺三菱製薬が「レミケード」、アッヴィが「ヒュミラ」を適応追加して以来、数々の新製品が登場した。  軟膏を塗るイメージが強いアトピー性皮膚炎も、18年にサノフィが「デュピクセント」を発売。各社もそれに続こうとしている。 「00年当時は皮膚疾患領域に関与される企業が少なかったと聞いている。最近は抗体医薬が出て、非常に競争が激しい状況にある」  こう話すのはマルホの杉田淳社長だ。1915年創業の同社は整形外科領域で地盤を固め、90年代から外用剤に特化し、00年代以降は皮膚疾患に力点を置く。医薬品事業の売上高は877億2400万円(21年)で、主力品「ヒルドイド」が約5割を占める。マルホも8月にデュピクセントの後を追って「ミチーガ」を上市。混戦模様の皮

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