医薬経済オンライン

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変革期迎えた中国医薬品業界

医薬品の供給不足が深刻に

第66回 コスト上昇も薬価は下がる悪循環

シード・プランニング 沈友敏

2022年10月15日号

 最近、日本では、医薬品の供給不足が頻発している。原薬・原材料の価格高騰や、製造・販売しても採算が取れないことが原因だ。それは日本だけではなく、中国でも同じような問題が起こっている。  今年8月9日、国家工業・情報化部(MIIT)、国家衛生健康委員会(NCH)、国家医療保障局(NHSA)、国家薬品監督管理局(NMPA)の4つの行政機関が共同で「医薬品供給不足へのモニタリング強化に関する通知」を関係部門に通達し、医薬品の安定供給を求めた。  通知では、「モニタリングの対象製品」「モニタリングの対象企業」「モニタリングの作業手順」などといった具体的な方法を示した。モニタリングの対象製品を製造・販売する製薬企業に対し、毎月1回のペースで生産と供給の状況を専用のプラットフォームに報告するよう求めている。  中国では、18年に量的購買...  最近、日本では、医薬品の供給不足が頻発している。原薬・原材料の価格高騰や、製造・販売しても採算が取れないことが原因だ。それは日本だけではなく、中国でも同じような問題が起こっている。  今年8月9日、国家工業・情報化部(MIIT)、国家衛生健康委員会(NCH)、国家医療保障局(NHSA)、国家薬品監督管理局(NMPA)の4つの行政機関が共同で「医薬品供給不足へのモニタリング強化に関する通知」を関係部門に通達し、医薬品の安定供給を求めた。  通知では、「モニタリングの対象製品」「モニタリングの対象企業」「モニタリングの作業手順」などといった具体的な方法を示した。モニタリングの対象製品を製造・販売する製薬企業に対し、毎月1回のペースで生産と供給の状況を専用のプラットフォームに報告するよう求めている。  中国では、18年に量的購買入札

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