眺望 医薬街道
後発品の調整幅を再考せよ
2022年10月15日号
中央社会保険医療協議会の薬価専門部会が10月5日に開催された。23年度薬価改定は「中間年改定」の年であり、中間年改定としては21年度に続き2度目となる。12月の予算編成に向かって、財務省は44兆円を超える医療費をどのように抑制するか、腕の見せ所となる。日本の薬価制度は引き下げがあっても引き上げはないといっても過言ではない。海外から見ても市場の魅力が急落している。このままではドラッグラグが再燃するリスクがある。今や日本は世界一の長寿国となった。財務省は「薬剤に頼らない医療」を推し進め、薬の給付制限に走るに違いない。
現在の薬価制度は複雑すぎる。国民には薬価がどのように決まるのか、まるでわからない。20年前から「継ぎはぎの繰り返し」で来た。とくに「新薬創出・適応外薬解消等促進加算」の導入はわかりにくさに拍車をかけた。後発品が出るまで、新薬の...
中央社会保険医療協議会の薬価専門部会が10月5日に開催された。23年度薬価改定は「中間年改定」の年であり、中間年改定としては21年度に続き2度目となる。12月の予算編成に向かって、財務省は44兆円を超える医療費をどのように抑制するか、腕の見せ所となる。日本の薬価制度は引き下げがあっても引き上げはないといっても過言ではない。海外から見ても市場の魅力が急落している。このままではドラッグラグが再燃するリスクがある。今や日本は世界一の長寿国となった。財務省は「薬剤に頼らない医療」を推し進め、薬の給付制限に走るに違いない。
現在の薬価制度は複雑すぎる。国民には薬価がどのように決まるのか、まるでわからない。20年前から「継ぎはぎの繰り返し」で来た。とくに「新薬創出・適応外薬解消等促進加算」の導入はわかりにくさに拍車をかけた。後発品が出るまで、新薬の引
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