NOTEBOOK-こぼれ話
ヤクルト「医薬品事業」の行方
2022年10月15日号
エーザイが抗アミロイドβプロトフィブリル抗体「レカネマブ」の第Ⅲ相試験が成功したと発表した9月28日、ヤクルト本社がこんな発表をした。再発・難治性の慢性リンパ性白血病と小リンパ球性リンパ腫を対象とする経口PI3K-デルタ/ガンマ二重阻害剤「デュベリシブ水和物」(一般名)について、国内申請を取り下げる。 3月に国内第Ⅰ相試験と海外第Ⅲ相試験などのデータに基づき申請したが、その後の医薬品医療機器総合機構との協議を踏まえ、この申請内容では「承認の取得は困難」と判断し、申請取り下げ願いを厚生労働省に28日付で提出した。再申請など今後の方針は導入元の米セキュラバイオと協議したうえで決定するという。「ヤクルト1000」が大ヒットし、足元の業績を見ても売上高が12%増と好調なヤクルト本社。ところが医薬品事業だけは▲11.1%と足を引っ張っている。「エルプラット」後発品が参入...
エーザイが抗アミロイドβプロトフィブリル抗体「レカネマブ」の第Ⅲ相試験が成功したと発表した9月28日、ヤクルト本社がこんな発表をした。再発・難治性の慢性リンパ性白血病と小リンパ球性リンパ腫を対象とする経口PI3K-デルタ/ガンマ二重阻害剤「デュベリシブ水和物」(一般名)について、国内申請を取り下げる。 3月に国内第Ⅰ相試験と海外第Ⅲ相試験などのデータに基づき申請したが、その後の医薬品医療機器総合機構との協議を踏まえ、この申請内容では「承認の取得は困難」と判断し、申請取り下げ願いを厚生労働省に28日付で提出した。再申請など今後の方針は導入元の米セキュラバイオと協議したうえで決定するという。「ヤクルト1000」が大ヒットし、足元の業績を見ても売上高が12%増と好調なヤクルト本社。ところが医薬品事業だけは▲11.1%と足を引っ張っている。「エルプラット」後発品が参入して
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