医薬経済オンライン

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鳥集徹の口に苦い話〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜

潔癖症的「安心・安全」に 社会を合わせることが健全か

第169回

鳥集徹

2022年11月1日号

 10月24日、『マスク社会が危ない子どもの発達に「毎日マスク」はどう影響するか』(宝島社新書)が上梓された。著者は脳科学者で京都大学大学院教育学研究科教授の明和政子(めいわまさこ)さんだ。筆者も同書の編集をお手伝いさせていただいた。後半に明和さんと筆者の対談も載っているので、ぜひ多くの人に読んでいただきたいと願っている。  今、政府は屋外のマスクが不要であることを周知させようと、盛んに情報発信している。それには、外国人観光客の入国制限の緩和も関係しているだろう。すでに欧米では、ほとんどの国がマスクの着用義務を撤廃している。マスクしないことが当たり前の国から来た観光客から見ると、いまだ大半がマスクをしている日本人の姿は、奇異に映っているに違いない。  外国人観光客に来てもらうためにも、世界と足並みを揃えて「脱マスク」を...  10月24日、『マスク社会が危ない子どもの発達に「毎日マスク」はどう影響するか』(宝島社新書)が上梓された。著者は脳科学者で京都大学大学院教育学研究科教授の明和政子(めいわまさこ)さんだ。筆者も同書の編集をお手伝いさせていただいた。後半に明和さんと筆者の対談も載っているので、ぜひ多くの人に読んでいただきたいと願っている。  今、政府は屋外のマスクが不要であることを周知させようと、盛んに情報発信している。それには、外国人観光客の入国制限の緩和も関係しているだろう。すでに欧米では、ほとんどの国がマスクの着用義務を撤廃している。マスクしないことが当たり前の国から来た観光客から見ると、いまだ大半がマスクをしている日本人の姿は、奇異に映っているに違いない。  外国人観光客に来てもらうためにも、世界と足並みを揃えて「脱マスク」を進め

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