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好調「第一三共」と褒めるに早い3つのリスク

情報開示分野でいつの間にか優良企業に変貌

2022年11月1日号

 その年で最も情報開示に優れていた企業に与えられる栄誉である「証券アナリストによるディスクロージャー優良企業選定」。今年、国内の敏腕証券アナリストが医薬品部門で選んだのは第一三共だった。医薬品セクターが対象となった17年度以降、一昨年までは塩野義製薬が連続受賞し、口の悪い業界雀たちは「まるで『モンドセレクション』のようだ」と陰口を叩くほどであったが、昨年はアステラス製薬が初めて1位となり、競争原理が働いていることが証明された。  そうしたなかで第一三共は、研究開発分野を中心とした自主的情報開示において、アナリスト諸氏の高い評価を得た。総合的な情報開示に際しても、経営陣並びにIR部門が不公平や混乱を招かないよう努めている点が優れていたとされ、アステラスを三日天下で終わらせた。アナリスト向け説明会などにおける情報の質と量については一層...  その年で最も情報開示に優れていた企業に与えられる栄誉である「証券アナリストによるディスクロージャー優良企業選定」。今年、国内の敏腕証券アナリストが医薬品部門で選んだのは第一三共だった。医薬品セクターが対象となった17年度以降、一昨年までは塩野義製薬が連続受賞し、口の悪い業界雀たちは「まるで『モンドセレクション』のようだ」と陰口を叩くほどであったが、昨年はアステラス製薬が初めて1位となり、競争原理が働いていることが証明された。  そうしたなかで第一三共は、研究開発分野を中心とした自主的情報開示において、アナリスト諸氏の高い評価を得た。総合的な情報開示に際しても、経営陣並びにIR部門が不公平や混乱を招かないよう努めている点が優れていたとされ、アステラスを三日天下で終わらせた。アナリスト向け説明会などにおける情報の質と量については一層の改

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