医薬経済オンライン

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医療を変える「訪問薬剤師」その意義

在宅医療に必要なスキル (施設在宅編)

第14回

尾久田 佳明

2022年11月1日号

 在宅医療には「個人在宅」と「施設在宅」の2種類がある。共通しているのは、どちらも患者自身が薬剤の管理ができないために、薬剤師のサポートが必要なことだ。しかし反対に大きく異なる点もあり、私は「場所・管理者・情報共有」の3つのキーワードで表すことができると考えている。今回は、このキーワードを中心に施設在宅の特徴を解説し、見解を述べていこう(表1)。  施設在宅の“施設”は広義で「高齢者住居」と呼ばれており、運営母体やサービス内容、受け入れられる介護度等によってさらに細分化され呼び名も異なってくる。どれも高齢者が日常生活を送りながらさまざまな介護や医療のサポートを受けられるのが特徴である。日本における高齢者住宅の現状を見てみると、00(平成12)年度から18(平成30)年度の18年の間で施設利用者数はどれも1.5〜2倍に増えている。 ...  在宅医療には「個人在宅」と「施設在宅」の2種類がある。共通しているのは、どちらも患者自身が薬剤の管理ができないために、薬剤師のサポートが必要なことだ。しかし反対に大きく異なる点もあり、私は「場所・管理者・情報共有」の3つのキーワードで表すことができると考えている。今回は、このキーワードを中心に施設在宅の特徴を解説し、見解を述べていこう(表1)。  施設在宅の“施設”は広義で「高齢者住居」と呼ばれており、運営母体やサービス内容、受け入れられる介護度等によってさらに細分化され呼び名も異なってくる。どれも高齢者が日常生活を送りながらさまざまな介護や医療のサポートを受けられるのが特徴である。日本における高齢者住宅の現状を見てみると、00(平成12)年度から18(平成30)年度の18年の間で施設利用者数はどれも1.5〜2倍に増えている。

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