そこが知りたい はい、いでがわですが
臨床研究と患者の人権
第4シリーズ① 補助人工心臓治験訴訟
ジャーナリスト 出河雅彦
2022年11月1日号
東京女子医科大学
2005年5月25日、東京女子医科大学は新たに開発した補助人工心臓について記者会見を開き、臨床試験(治験)の第1例目となった46歳の男性患者の体内への植え込み手術とその後の経過を説明した。
翌26日付朝日新聞朝刊の記事は、「海外製の従来品に比べポンプ部分の容積が約4分の1(こぶし大)、重さは半分の420グラムと、子どもへの応用も期待できる小ささで、在宅で日常生活を送ることを視野に置く。長期に使えれば、心臓移植とは別の選択肢に育つ可能性もある。(略)手術前はベッドで絶対安静だった男性は、歩行訓練を始められるまで回復している。順調なら半年後には退院し、さらに半年間在宅で経過をみながら日常生活復帰をめざすという」と伝えた。
この記事では大阪大学医学部附属病院の福嶌教偉(のりひで)移植医療部副部長(当...
東京女子医科大学
2005年5月25日、東京女子医科大学は新たに開発した補助人工心臓について記者会見を開き、臨床試験(治験)の第1例目となった46歳の男性患者の体内への植え込み手術とその後の経過を説明した。
翌26日付朝日新聞朝刊の記事は、「海外製の従来品に比べポンプ部分の容積が約4分の1(こぶし大)、重さは半分の420グラムと、子どもへの応用も期待できる小ささで、在宅で日常生活を送ることを視野に置く。長期に使えれば、心臓移植とは別の選択肢に育つ可能性もある。(略)手術前はベッドで絶対安静だった男性は、歩行訓練を始められるまで回復している。順調なら半年後には退院し、さらに半年間在宅で経過をみながら日常生活復帰をめざすという」と伝えた。
この記事では大阪大学医学部附属病院の福嶌教偉(のりひで)移植医療部副部長(当時)
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