11月下旬再審議で反転攻勢なるか塩野義製薬
「ゾコーバ」で1100億円の収益期待
2022年11月15日号
ゾコーバに勝機はあるか
塩野義製薬の新型コロナウイルス感染症治療剤「ゾコーバ」(一般名=エンシトレルビル)が11月下旬に緊急承認の可否をめぐって厚生労働省で再審議される見通しだ。当日の結果次第で、塩野義の命運は大きくわかれる。
「国産初の新型コロナ経口薬」「緊急承認制度の第1号」──。承認されれば、こういった称号が飛び交うだろう。しかし、本誌では塩野義の業績への影響を強調したい。塩野義は厚労省との100万人分の購入契約のほか、治験に協力した韓国やベトナムへの輸出も踏まえ、22年度の下期予想でゾコーバによる収益を「1100億円」と試算。事業全体の売上高が4000億円の大台にのせられるかどうか左右する重要な要素になっている。
再審議の当日は、第Ⅱ/Ⅲ相試験のデータが俎上に載る。同試験では「第Ⅱb相パート」の主要評価項目であ...
ゾコーバに勝機はあるか
塩野義製薬の新型コロナウイルス感染症治療剤「ゾコーバ」(一般名=エンシトレルビル)が11月下旬に緊急承認の可否をめぐって厚生労働省で再審議される見通しだ。当日の結果次第で、塩野義の命運は大きくわかれる。
「国産初の新型コロナ経口薬」「緊急承認制度の第1号」──。承認されれば、こういった称号が飛び交うだろう。しかし、本誌では塩野義の業績への影響を強調したい。塩野義は厚労省との100万人分の購入契約のほか、治験に協力した韓国やベトナムへの輸出も踏まえ、22年度の下期予想でゾコーバによる収益を「1100億円」と試算。事業全体の売上高が4000億円の大台にのせられるかどうか左右する重要な要素になっている。
再審議の当日は、第Ⅱ/Ⅲ相試験のデータが俎上に載る。同試験では「第Ⅱb相パート」の主要評価項目である
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