医薬経済オンライン

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世界の医薬品業界

1人あたり生産性が高い大手は

第188回

研ファーマ・ブレーン 永江研太郎

2022年11月15日号

 日本のファイザーが早期退職者を募集し、現在1300人いるMRが23年には600人に減少することが報じられた。ファイザーは最初に抗生物質メーカーとして成長し、90年代から「ノルバスク」や「リピトール」が拡大して医薬品最大手となった。その後抗がん剤に注力しているが、年間10億ドルを超える抗がん剤はHER2陰性乳がんの「イブランス」、創製メーカーを買収して獲得した「イクスタンジ」(アステラス製薬から米利益分配50%+米以外のロイヤリティ)、腎細胞がんの「インライタ」しかない。これでは抗がん剤の大手になれないせいか、アバスチンBSやリツキサンBSも販売している。ファイザーは新型コロナワクチンの「コミナティ」とコロナの抗ウイルス薬「パキロビッド」が22年1~9月期売上高の57%を占めており、それ以外のファイザー製品は前期比▲2%の325億ドルと減収だった。多くのMRで販促する製品は...  日本のファイザーが早期退職者を募集し、現在1300人いるMRが23年には600人に減少することが報じられた。ファイザーは最初に抗生物質メーカーとして成長し、90年代から「ノルバスク」や「リピトール」が拡大して医薬品最大手となった。その後抗がん剤に注力しているが、年間10億ドルを超える抗がん剤はHER2陰性乳がんの「イブランス」、創製メーカーを買収して獲得した「イクスタンジ」(アステラス製薬から米利益分配50%+米以外のロイヤリティ)、腎細胞がんの「インライタ」しかない。これでは抗がん剤の大手になれないせいか、アバスチンBSやリツキサンBSも販売している。ファイザーは新型コロナワクチンの「コミナティ」とコロナの抗ウイルス薬「パキロビッド」が22年1~9月期売上高の57%を占めており、それ以外のファイザー製品は前期比▲2%の325億ドルと減収だった。多くのMRで販促する製品はほと

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