医薬経済オンライン

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ドクターかでいの医療の裏技

ドネペジルの匙加減

第24回

かでい伝次郎

2022年11月15日号

 姉妹紙RISFAXが10月31日付で“厚労省「アリセプト」追加適応、主要評価未達でも使用継続容認”と報じた。アリセプト(ドネペジル)のレビー小体型認知症への適応について、市販後臨床試験で有効性が示せなかったというのである。アリセプトの添付文書によると、同剤の「効能又は効果」は「アルツハイマー型認知症及びレビー小体型認知症における認知症症状の進行抑制」であり、その「用法及び用量」は、レビー小体型認知症については「通常、成人にはドネペジル塩酸塩として1日1回3mgから開始し、1~2週間後に5mgに増量し、経口投与する。5mgで4週間以上経過後、10mgに増量する。なお、症状により5mgまで減量できる」とされている。  ドネペジルのレビー小体型認知症に対する適応については、友人で治験を担当した医師が自らが適応拡大に貢献したことを誇らしげに語っていたのだが、私は懐...  姉妹紙RISFAXが10月31日付で“厚労省「アリセプト」追加適応、主要評価未達でも使用継続容認”と報じた。アリセプト(ドネペジル)のレビー小体型認知症への適応について、市販後臨床試験で有効性が示せなかったというのである。アリセプトの添付文書によると、同剤の「効能又は効果」は「アルツハイマー型認知症及びレビー小体型認知症における認知症症状の進行抑制」であり、その「用法及び用量」は、レビー小体型認知症については「通常、成人にはドネペジル塩酸塩として1日1回3mgから開始し、1~2週間後に5mgに増量し、経口投与する。5mgで4週間以上経過後、10mgに増量する。なお、症状により5mgまで減量できる」とされている。  ドネペジルのレビー小体型認知症に対する適応については、友人で治験を担当した医師が自らが適応拡大に貢献したことを誇らしげに語っていたのだが、私は懐疑的

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