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リフィル処方は薬剤師の出番

2022年11月15日号

 11月7日の財政制度等審議会財政制度分科会では、4月導入のリフィル処方箋について財政効果が不十分な実態が報告された。そもそもの財政効果は医療費の0.1%で470億円とされていたが、日本保険薬局協会のデータでは単純計算で0.005%の20億円に止まるという。  日本医師会が反対するのは目に見えていたはずだ。リフィル導入によって「再診料・医学管理料など」が点数請求できなくなる。診療所では従来、月1回の受診で、再診料73点、外来管理加算52点、指導管理料225点の合計350点が診療報酬として請求できた。しかし、毎月350点請求できたものがなくなるのだ。最高90日処方とすれば3ヵ月分(1050点)が1ヵ月分(350点)と大幅引き下げとなる。同様に、病院の再診料関連は、100床未満は272点、200床までが212点、200床以上は74点が請求できない。再診による大病院受診を受けさせたくないと...  11月7日の財政制度等審議会財政制度分科会では、4月導入のリフィル処方箋について財政効果が不十分な実態が報告された。そもそもの財政効果は医療費の0.1%で470億円とされていたが、日本保険薬局協会のデータでは単純計算で0.005%の20億円に止まるという。  日本医師会が反対するのは目に見えていたはずだ。リフィル導入によって「再診料・医学管理料など」が点数請求できなくなる。診療所では従来、月1回の受診で、再診料73点、外来管理加算52点、指導管理料225点の合計350点が診療報酬として請求できた。しかし、毎月350点請求できたものがなくなるのだ。最高90日処方とすれば3ヵ月分(1050点)が1ヵ月分(350点)と大幅引き下げとなる。同様に、病院の再診料関連は、100床未満は272点、200床までが212点、200床以上は74点が請求できない。再診による大病院受診を受けさせたくないという

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