医薬経済オンライン

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ハイリスクビジネスと化す「ツムラ」中国事業

低成長でも国内のほうがまだ安定

2022年12月1日号

その先はディストピアか  国内漢方最大手・ツムラの株価が今ひとつ冴えない。昨年3月に4200円まで上昇した後はにわかに失速し、今年6月には2800円割れ寸前となるまで下落した。新型コロナウイルスの「第7波」が襲った夏の間こそ3100円台をキープしたものの、11月上旬には再び2900円台に沈むといった値動きだ。  足元の業績は悪くない。「好調」の部類と言ってよいだろう。11月4日に発表された23年3月期第2四半期決算は、連結売上高が前年同期比10.5%増の701億700万円、連結経常利益は同19.1%増の159億6500万円と、ともに2ケタの幅で伸長した。  国内で積極展開しているeプロモーションのおかげか、「葛根湯」や「麻黄湯」といった風邪関連の処方が本来はシーズンオフであるにもかかわらず大きく伸び、不安や不眠などに用いられる「加味逍遙散」や「加味帰... その先はディストピアか  国内漢方最大手・ツムラの株価が今ひとつ冴えない。昨年3月に4200円まで上昇した後はにわかに失速し、今年6月には2800円割れ寸前となるまで下落した。新型コロナウイルスの「第7波」が襲った夏の間こそ3100円台をキープしたものの、11月上旬には再び2900円台に沈むといった値動きだ。  足元の業績は悪くない。「好調」の部類と言ってよいだろう。11月4日に発表された23年3月期第2四半期決算は、連結売上高が前年同期比10.5%増の701億700万円、連結経常利益は同19.1%増の159億6500万円と、ともに2ケタの幅で伸長した。  国内で積極展開しているeプロモーションのおかげか、「葛根湯」や「麻黄湯」といった風邪関連の処方が本来はシーズンオフであるにもかかわらず大きく伸び、不安や不眠などに用いられる「加味逍遙散」や「加味帰脾湯

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