薬価キーワード ざっくり解説!
21年度に初めて実施も 「根拠薄、ダメージ大」
第6回 薬価の中間年改定
2022年12月1日号
果たしてこの説明でわかるだろうか?薬価の中間年改定は「2年に1度の診療報酬改定がない年に行う薬価改定」を指す。中間年改定が初めて実施されたのは21年度。中間年改定と呼ばれることもあれば、薬価改定を行わない空白年がなくなることから「毎年改定」と呼ばれることもある。
高額薬剤問題に端を発する政府の薬価制度抜本改革で、関係する4大臣(官房長官、経済財政相、財務相、厚生労働相)が16年12月に基本方針を決めた。これがいわゆる「4大臣合意」になる。このなかで、中間年改定についても規定された。目的は「市場実勢価格を適時に薬価に反映して国民負担を抑制するため」。一旦決まった薬価は2年間固定されるから、その間に市場での価格は下落しているのに、医療機関・薬局は高いまま、薬価で請求できる状態が続く。こうした「薬価差益」を生む構造を、中間年の改定によって...
果たしてこの説明でわかるだろうか?薬価の中間年改定は「2年に1度の診療報酬改定がない年に行う薬価改定」を指す。中間年改定が初めて実施されたのは21年度。中間年改定と呼ばれることもあれば、薬価改定を行わない空白年がなくなることから「毎年改定」と呼ばれることもある。
高額薬剤問題に端を発する政府の薬価制度抜本改革で、関係する4大臣(官房長官、経済財政相、財務相、厚生労働相)が16年12月に基本方針を決めた。これがいわゆる「4大臣合意」になる。このなかで、中間年改定についても規定された。目的は「市場実勢価格を適時に薬価に反映して国民負担を抑制するため」。一旦決まった薬価は2年間固定されるから、その間に市場での価格は下落しているのに、医療機関・薬局は高いまま、薬価で請求できる状態が続く。こうした「薬価差益」を生む構造を、中間年の改定によって改め
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録