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鳥集徹の口に苦い話〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜

「2類相当から5類へ」の議論 日本医師会は「抵抗勢力」か

第172回

2022年12月15日号

「専門家の意見も聞きながら、最新のエビデンスに基づき、総合的に早期に議論を進めていきたい」  11月29日の記者会見で、加藤勝信厚生労働相が新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)の位置付けについて、現在の「2類相当」から、季節性インフルエンザと同じ「5類」に見直すための議論を進めると述べた。  現在、新型コロナは感染症法の「新型インフルエンザ等感染症」という特別の位置付けをされており、結核やSARS(重症急性呼吸器症候群)と同等の「2類感染症」相当の強い感染対策を求められている。  2類相当に置かれていることによって、国や自治体は感染者に対して、外出自粛要請、就業制限、入院勧告といった措置を取ることができる。入院先も指定医療機関となり、検査や治療にかかった費用は全額、国の負担となる。  しかし、2類相当のま... 「専門家の意見も聞きながら、最新のエビデンスに基づき、総合的に早期に議論を進めていきたい」  11月29日の記者会見で、加藤勝信厚生労働相が新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)の位置付けについて、現在の「2類相当」から、季節性インフルエンザと同じ「5類」に見直すための議論を進めると述べた。  現在、新型コロナは感染症法の「新型インフルエンザ等感染症」という特別の位置付けをされており、結核やSARS(重症急性呼吸器症候群)と同等の「2類感染症」相当の強い感染対策を求められている。  2類相当に置かれていることによって、国や自治体は感染者に対して、外出自粛要請、就業制限、入院勧告といった措置を取ることができる。入院先も指定医療機関となり、検査や治療にかかった費用は全額、国の負担となる。  しかし、2類相当のまま

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