医薬経済オンライン

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日本の再生医療の見えなき未来

何年経過してもバイオベンチャーを育てられない社会

2022年12月15日号

 相変わらずの資金調達難と規制当局の無理解、iPS細胞を推し世界から取り残された(CiRA)  世界で再生医療、細胞医療、遺伝子療法など日々進歩する治療方法をめぐり国家間で激しい競争が繰り広げられている。日本ではなかなかその競争についていけない現状がある。  再生医療の分野においては、京都大学の山中伸弥教授が「成熟細胞が初期化され多様性をもつことの発見」(いわゆるiPS細胞)で12年のノーベル生理学・医学賞を受賞したことを契機に、日本医療研究開発機構(AMED)を設置し、iPS細胞などを用いた各種の再生医療等製品の開発を研究機関や医療機関への助成、国内バイオベンチャーの振興など産業育成も含めて進めている。  しかし、政府の思惑通りに国内バイオベンチャーは育っておらず、少数例の再生医療等製品が承認されているという状況である。なかな...  相変わらずの資金調達難と規制当局の無理解、iPS細胞を推し世界から取り残された(CiRA)  世界で再生医療、細胞医療、遺伝子療法など日々進歩する治療方法をめぐり国家間で激しい競争が繰り広げられている。日本ではなかなかその競争についていけない現状がある。  再生医療の分野においては、京都大学の山中伸弥教授が「成熟細胞が初期化され多様性をもつことの発見」(いわゆるiPS細胞)で12年のノーベル生理学・医学賞を受賞したことを契機に、日本医療研究開発機構(AMED)を設置し、iPS細胞などを用いた各種の再生医療等製品の開発を研究機関や医療機関への助成、国内バイオベンチャーの振興など産業育成も含めて進めている。  しかし、政府の思惑通りに国内バイオベンチャーは育っておらず、少数例の再生医療等製品が承認されているという状況である。なかなか再

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