医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

薬価キーワード ざっくり解説!

市場での医薬品価格を把握、「平均乖離率」も

第7回 薬価調査

2022年12月15日号

 果たしてこの説明でわかるだろうか?薬価調査は「薬価改定の基礎資料を得る目的で厚生労働省が改定の前の年に行う調査」を指す。これだけでは、何をどうやって調べるのかわからない。これに端的に答えるとすれば、薬価基準に収載された医薬品約1万3000品目について、いくらで(どれくらいの数量が)販売・購入されているかを調べることになる。  販売側は医薬品卸、購入側は医療機関・薬局になるから、それぞれについて調べている。販売側の調査は、すべての医薬品卸(約6500営業所)を対象に、品目ごとの納入価格を調べる。購入側の調査は、一定率で抽出された医療機関、保険薬局を対象に品目ごとの購入価格を調べる。  例えば、21年の薬価調査は410病院(全病院の20分の1)、520診療所(全診療所の200分の1)、1000薬局(全薬局の60分の1)が対象だった。  ...  果たしてこの説明でわかるだろうか?薬価調査は「薬価改定の基礎資料を得る目的で厚生労働省が改定の前の年に行う調査」を指す。これだけでは、何をどうやって調べるのかわからない。これに端的に答えるとすれば、薬価基準に収載された医薬品約1万3000品目について、いくらで(どれくらいの数量が)販売・購入されているかを調べることになる。  販売側は医薬品卸、購入側は医療機関・薬局になるから、それぞれについて調べている。販売側の調査は、すべての医薬品卸(約6500営業所)を対象に、品目ごとの納入価格を調べる。購入側の調査は、一定率で抽出された医療機関、保険薬局を対象に品目ごとの購入価格を調べる。  例えば、21年の薬価調査は410病院(全病院の20分の1)、520診療所(全診療所の200分の1)、1000薬局(全薬局の60分の1)が対象だった。  では

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence