医薬経済オンライン

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日本の薬機規制 その批判的考察

日本の薬機規制について ―総論4[薬系(技官)論3]―

第6回

元厚生労働省(薬系技官)津田重城

2022年12月15日号

 最近の本稿では、最初または最後に医薬品とはあまり関係のない著名人の言葉を紹介することも多いが、今般の文章には大変驚いた。それは11月6日に経済誌のプレジデント・オンラインに掲載された、11年に発足した福島原発国会事故調査委員会の長を務められた内科学が専門の黒川清氏(86歳)が書かれた『普段の記憶力は抜群なのに「記憶にない」を連発する─東大名誉教授が断言する「日本型エリート」の残念な共通点』である。副題は「誰も責任を取らず、失敗から学ばず、行動しない」。最近の政府の原発政策の突然の転換が、引き金になったのだろうか。  最後の段の小見出しは「日本社会で出世するのは世界の二流、三流の人材」とはっきり言い切っている、ほかに、4頁にあった「…責任ある立場の人たちが、日本の原発の安全性が世界基準にないことを知らなかったはずはありません。嘆かわしい...  最近の本稿では、最初または最後に医薬品とはあまり関係のない著名人の言葉を紹介することも多いが、今般の文章には大変驚いた。それは11月6日に経済誌のプレジデント・オンラインに掲載された、11年に発足した福島原発国会事故調査委員会の長を務められた内科学が専門の黒川清氏(86歳)が書かれた『普段の記憶力は抜群なのに「記憶にない」を連発する─東大名誉教授が断言する「日本型エリート」の残念な共通点』である。副題は「誰も責任を取らず、失敗から学ばず、行動しない」。最近の政府の原発政策の突然の転換が、引き金になったのだろうか。  最後の段の小見出しは「日本社会で出世するのは世界の二流、三流の人材」とはっきり言い切っている、ほかに、4頁にあった「…責任ある立場の人たちが、日本の原発の安全性が世界基準にないことを知らなかったはずはありません。嘆かわしいこ

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