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世界の医薬品業界

22年の抗がん剤市場とFDAの変化

第189回

研ファーマ・ブレーン 永江研太郎

2022年12月15日号

 日本では11月28日、第3の抗PD-1抗体としてサノフィの「リブタヨ」(セミプリマブ)の子宮頸がん、第2の抗CTLA-4抗体としてアストラゼネカの「イジュド」(トレメリムマブ)の承認が了承された。リブタヨは米国では18年9月に有棘細胞がんで承認され、米国は創製したリジェネロンが販売しているが、米国で子宮頸がんの適応はない。日本と共通するのは、いずれも他の抗PD-1/L1抗体に適応がないもので最初の承認を得て参入することにより、出遅れをカバーしようとしている点だ。  米国でリブタヨは市場の大きい非小細胞肺がんの1次治療でも2種類の適応を得ており、この適応での売上げ拡大を図っている。サノフィが販売する欧州では子宮頸がんの適応が11月に承認されたばかり。欧州でもメインは非小細胞肺がんであり、日本でもその適応拡大をめざすと思われる。リブタヨの1~9月の売上げは両...  日本では11月28日、第3の抗PD-1抗体としてサノフィの「リブタヨ」(セミプリマブ)の子宮頸がん、第2の抗CTLA-4抗体としてアストラゼネカの「イジュド」(トレメリムマブ)の承認が了承された。リブタヨは米国では18年9月に有棘細胞がんで承認され、米国は創製したリジェネロンが販売しているが、米国で子宮頸がんの適応はない。日本と共通するのは、いずれも他の抗PD-1/L1抗体に適応がないもので最初の承認を得て参入することにより、出遅れをカバーしようとしている点だ。  米国でリブタヨは市場の大きい非小細胞肺がんの1次治療でも2種類の適応を得ており、この適応での売上げ拡大を図っている。サノフィが販売する欧州では子宮頸がんの適応が11月に承認されたばかり。欧州でもメインは非小細胞肺がんであり、日本でもその適応拡大をめざすと思われる。リブタヨの1~9月の売上げは両社合

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