ドクターかでいの医療の裏技
廣貫堂の業務停止に慌てる
第26回
かでい伝次郎
2022年12月15日号
富山県が11月11日、廣貫堂に対し、医薬品医療機器等法に基づき、15~36日間の業務停止命令を発した。主な理由は「医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準に関する省令」(GMP)違反である。中島範行富山県立大学副学長ら4人による「特別調査委員会報告書」(10月31日付、概要版)によると、GMPの遵守のみならず、「製造販売業者に係る製品の品質管理基準」(GQP)管理にも大きな問題があったようだ。
廣貫堂は、和漢薬の老舗で「先用後利」(薬を顧客に預けておき、顧客の使用した分の料金を後で払ってもらう形式)「富山の薬売り」の配置薬の草分けである。社名の由来は二代富山藩主・前田正甫公が「広く救療の志を貫通せよ」と訓示したことに由来するとされている。また、同社のホームページによると、“広貫堂のマークである「ふくら雀」は、旧富山藩反魂丹役所にちなんで...
富山県が11月11日、廣貫堂に対し、医薬品医療機器等法に基づき、15~36日間の業務停止命令を発した。主な理由は「医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準に関する省令」(GMP)違反である。中島範行富山県立大学副学長ら4人による「特別調査委員会報告書」(10月31日付、概要版)によると、GMPの遵守のみならず、「製造販売業者に係る製品の品質管理基準」(GQP)管理にも大きな問題があったようだ。
廣貫堂は、和漢薬の老舗で「先用後利」(薬を顧客に預けておき、顧客の使用した分の料金を後で払ってもらう形式)「富山の薬売り」の配置薬の草分けである。社名の由来は二代富山藩主・前田正甫公が「広く救療の志を貫通せよ」と訓示したことに由来するとされている。また、同社のホームページによると、“広貫堂のマークである「ふくら雀」は、旧富山藩反魂丹役所にちなんでつく
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録