「脇役たち」の矜恃 〜被災地からの言付け〜
年末の徒然
第16回
薬剤師:武田雄高
2022年12月15日号
まもなく今年も終わる。クリスマスの装飾から正月飾りに切り替え、半ば強引ながらも雑務を片付けて迎える新年は清々しい。初詣では寒気に襟を立て、鳥居を潜ると何らかの神様の気配を感じるような、あの厳かな雰囲気が好きだ。
年頭の寄稿で「各地の文化や習慣を楽しむ心の余裕を持ちたい」と抱負を立てたのを思い出し、ここでひとつ紹介したい。新型コロナウイルス禍で旅行する機会は少なかったが、気仙沼市から車で小一時間ほどの岩手県一関市の文化に触れた。一関市近郊の奥州市(旧水沢市と隣接地区が合併)や平泉町には史跡が多く、たびたび歴史ドラマの舞台となり聖地巡礼の観光客が訪れる。蝦夷(えみし)アテルイと大和朝廷の征夷大将軍・坂上田村麻呂の合戦場である衣川地区、奥州藤原三代の平泉金色堂と毛越寺、弁慶の立ち往生や源義経自決の場として伝わる義経堂などが人気だ...
まもなく今年も終わる。クリスマスの装飾から正月飾りに切り替え、半ば強引ながらも雑務を片付けて迎える新年は清々しい。初詣では寒気に襟を立て、鳥居を潜ると何らかの神様の気配を感じるような、あの厳かな雰囲気が好きだ。
年頭の寄稿で「各地の文化や習慣を楽しむ心の余裕を持ちたい」と抱負を立てたのを思い出し、ここでひとつ紹介したい。新型コロナウイルス禍で旅行する機会は少なかったが、気仙沼市から車で小一時間ほどの岩手県一関市の文化に触れた。一関市近郊の奥州市(旧水沢市と隣接地区が合併)や平泉町には史跡が多く、たびたび歴史ドラマの舞台となり聖地巡礼の観光客が訪れる。蝦夷(えみし)アテルイと大和朝廷の征夷大将軍・坂上田村麻呂の合戦場である衣川地区、奥州藤原三代の平泉金色堂と毛越寺、弁慶の立ち往生や源義経自決の場として伝わる義経堂などが人気だ。
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