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NOTEBOOK-こぼれ話

卸の業界川柳復活の兆し、隠れファンに朗報

2022年12月15日号

 医薬品卸による「談合事件」の余波が、まだ続いている。日本医薬品卸売業連合会(卸連)の名物企画、「業界川柳ベストテン」が、4年連続で見送りとなった。談合発覚前は年末の風物詩として定着し、今も「復活」を願う隠れファンが一定数存在するのは確かだが、未だに国立病院機構の入札での談合疑惑が燻っており、企画再開までもうしばらく時間がかかりそうだ。 業界川柳の魅力は、作品には悲哀感がありながらも、日常の機微を捉えていてクスリと笑えるからかもしれない。振り返ると、中間年改定の本当の威力が実感できていない17年は、「配送を頻回してたら改定も」と詠む余裕があった。背景説明は省くが、「『違うだろー』空前絶後のハーボニー」を見ると、表現の自由の素晴らしさと意味不明な勢いが同時に実感できる。「尽くしても忖度されない入札は」は、今のご時世なら絶対「ボツ」だが、「業界...  医薬品卸による「談合事件」の余波が、まだ続いている。日本医薬品卸売業連合会(卸連)の名物企画、「業界川柳ベストテン」が、4年連続で見送りとなった。談合発覚前は年末の風物詩として定着し、今も「復活」を願う隠れファンが一定数存在するのは確かだが、未だに国立病院機構の入札での談合疑惑が燻っており、企画再開までもうしばらく時間がかかりそうだ。 業界川柳の魅力は、作品には悲哀感がありながらも、日常の機微を捉えていてクスリと笑えるからかもしれない。振り返ると、中間年改定の本当の威力が実感できていない17年は、「配送を頻回してたら改定も」と詠む余裕があった。背景説明は省くが、「『違うだろー』空前絶後のハーボニー」を見ると、表現の自由の素晴らしさと意味不明な勢いが同時に実感できる。「尽くしても忖度されない入札は」は、今のご時世なら絶対「ボツ」だが、「業界関

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