医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

読む医療ー医者が書いた本の斜め読みー

ワクチン迅速開発のカギとは

第208回

大西一幸

2023年1月1日号

20XX年のパンデミック 致死的感染症との闘いから考える未知のパンデミックへの備え 浦島充佳著 化学同人 2022年11月刊  新型コロナウイルス感染症のパンデミックは、中国武漢の眼科医・李文亮が新たな感染症の警告メッセージを発信してからまるまる3年を経過した。3年の間に、日本では現在第8波とされる流行期に入っている。ウイルス株は当初株からデルタ株、オミクロン株、BA1、BA4、BQ1などと変異していて、読書子の私のような非専門家には、その変異速度も早まっているような印象がある。  一方でオミクロン株あたりから感染力は強いが、毒性は弱まり重症化リスクは少し減っているようにも感じる。同時に世界的にはウィズ・コロナが常識化し、欧米ではほとんどノーマスクの状況となったことは、11、12月に行われたサッカー・ワールドカップでも明らかになった。こ... 20XX年のパンデミック 致死的感染症との闘いから考える未知のパンデミックへの備え 浦島充佳著 化学同人 2022年11月刊  新型コロナウイルス感染症のパンデミックは、中国武漢の眼科医・李文亮が新たな感染症の警告メッセージを発信してからまるまる3年を経過した。3年の間に、日本では現在第8波とされる流行期に入っている。ウイルス株は当初株からデルタ株、オミクロン株、BA1、BA4、BQ1などと変異していて、読書子の私のような非専門家には、その変異速度も早まっているような印象がある。  一方でオミクロン株あたりから感染力は強いが、毒性は弱まり重症化リスクは少し減っているようにも感じる。同時に世界的にはウィズ・コロナが常識化し、欧米ではほとんどノーマスクの状況となったことは、11、12月に行われたサッカー・ワールドカップでも明らかになった。この

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence