巻頭言
制度改革議論の動向を注視も、期待の開発品は多い
植田晃然 ゴールドマン・サックス証券 投資調査部ヴァイス・プレジデント
2023年1月1日号
──23年度の中間年改定は乖離率4.375%超の品目が対象となりました。約3100億円の削減です。
植田 これは前回の21年度改定を踏襲したもので、我われの業績予想の見方を大きく変える話ではなかったと思う。この範囲であれば、特許切れ品(長期収載品)とジェネリックの引き下げが中心になるとみる。業績予想を作成するうえで、いわゆる加算品になるような特許期間内のものは2年に1回の小幅な改定になるとみられ、(中間年改定が続いても)今後もその見方を変える必要はないと考えている。
──22年を医薬品セクターを振り返って。
植田 株式市場側の観点からは、マクロ環境の不透明感も大きいなかで、年前半は医薬品株のディフェンシブ性が注目を集めたとみている。株価はセクター全般に良好で、特段大きな株価材料のなかった、武田薬品や小野薬品なども...
──23年度の中間年改定は乖離率4.375%超の品目が対象となりました。約3100億円の削減です。
植田 これは前回の21年度改定を踏襲したもので、我われの業績予想の見方を大きく変える話ではなかったと思う。この範囲であれば、特許切れ品(長期収載品)とジェネリックの引き下げが中心になるとみる。業績予想を作成するうえで、いわゆる加算品になるような特許期間内のものは2年に1回の小幅な改定になるとみられ、(中間年改定が続いても)今後もその見方を変える必要はないと考えている。
──22年を医薬品セクターを振り返って。
植田 株式市場側の観点からは、マクロ環境の不透明感も大きいなかで、年前半は医薬品株のディフェンシブ性が注目を集めたとみている。株価はセクター全般に良好で、特段大きな株価材料のなかった、武田薬品や小野薬品なども好
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