抗う術なく「固定化」した薬価・中間年改定
製薬団体の声明はやはり「誠に遺憾」
2023年1月1日号
「次は議論すらないかもしれない」
かつて医政局経済課長(現医薬産業振興・医療情報企画課長)を務めた厚生労働省ОBは、23年度の薬価・中間年改定の決着経緯や内容を踏まえて、そんな感想を漏らす。
詳しくは後述するとして、まずはどう決定したかを見ていく。中間年改定の行方は、23年度予算をめぐる財務相と厚労相の大臣折衝に委ねられるとの観測が広がるなか、12月15日、与党内に「23年度の中間年改定のイメージ」を記した資料が出回った(図参照)。
対象範囲は前回の21年度改定と同様に、平均乖離率(7.0%)の「0.625倍」超を対象とする内容。加えて、原材料費の高騰、安定供給問題への対応、イノベーションへの配慮の観点から緊急・特例的措置を取るとした。
特例の内容は、不採算品と報告のあったすべての品目(1100品目...
「次は議論すらないかもしれない」
かつて医政局経済課長(現医薬産業振興・医療情報企画課長)を務めた厚生労働省ОBは、23年度の薬価・中間年改定の決着経緯や内容を踏まえて、そんな感想を漏らす。
詳しくは後述するとして、まずはどう決定したかを見ていく。中間年改定の行方は、23年度予算をめぐる財務相と厚労相の大臣折衝に委ねられるとの観測が広がるなか、12月15日、与党内に「23年度の中間年改定のイメージ」を記した資料が出回った(図参照)。
対象範囲は前回の21年度改定と同様に、平均乖離率(7.0%)の「0.625倍」超を対象とする内容。加えて、原材料費の高騰、安定供給問題への対応、イノベーションへの配慮の観点から緊急・特例的措置を取るとした。
特例の内容は、不採算品と報告のあったすべての品目(1100品目)
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録