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NOTEBOOK-こぼれ話

メーカーと卸、双方に「しんどい」取引終了手続き

2023年1月1日号

 外資系企業を中心に繰り広げられている取引卸削減。薬価毎年改定の逆風を受けるなか、流通経費圧縮を目的とし、これまでにノボノルディスクファーマ、グラクソ・スミスクラインなどが一部卸との取引を停止してきたが12月下旬、GSKがさらにスズケン、バイタルネットなどと取引を打ち切ることが新たに判明した。ただ、こうした取引停止に関してはメーカー、卸の双方にとって「しんどい」という。 まず、メーカーの流通担当者は「取引基本契約は更新しません」と、3~6ヵ月前に対象卸に直接告げなければならない。通告相手は長年関係を築いてきた会長、社長、営業本部長、役員の面々。“運命の面談”予約の時点から、「用件」を何度も確認され、経験者曰く、ここからもう本格的に「しんどい」そうだ。 酷な仕事で実際、メーカー担当者が精神的に不安定になり、通院・薬物治療をせざるを得ない状況に陥った...  外資系企業を中心に繰り広げられている取引卸削減。薬価毎年改定の逆風を受けるなか、流通経費圧縮を目的とし、これまでにノボノルディスクファーマ、グラクソ・スミスクラインなどが一部卸との取引を停止してきたが12月下旬、GSKがさらにスズケン、バイタルネットなどと取引を打ち切ることが新たに判明した。ただ、こうした取引停止に関してはメーカー、卸の双方にとって「しんどい」という。 まず、メーカーの流通担当者は「取引基本契約は更新しません」と、3~6ヵ月前に対象卸に直接告げなければならない。通告相手は長年関係を築いてきた会長、社長、営業本部長、役員の面々。“運命の面談”予約の時点から、「用件」を何度も確認され、経験者曰く、ここからもう本格的に「しんどい」そうだ。 酷な仕事で実際、メーカー担当者が精神的に不安定になり、通院・薬物治療をせざるを得ない状況に陥ったと

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