医薬経済オンライン

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医療を変える「訪問薬剤師」その意義

在宅×リフィル処方箋=違和感

第16回

尾久田 佳明

2023年1月1日号

 22年4月の診療報酬・調剤報酬改定で新しくリフィル処方箋が導入された。それから早9ヵ月が経過したが、現在のところあまり普及していないように感じる。  日本保険薬局協会(NPhA)の実態調査報告でも、総受付件数のうちリフィルの割合は0.1%とまだまだ低く、応需している薬局は一部に集中しているようである(表1)。右側にあるリフィル応需回数分布を見ると、実績のある1132薬局のうち「1回」と回答したのが619薬局と過半数を占めた。逆に「10〜19回」は35薬局、「20回以上」は49薬局と少ないが、実施に積極的な調剤薬局があるのは確かだ。  リフィル処方箋に関しては医師会のほうでだいぶさまざまな議論がされているようで、その影響で普及率が伸びていないと推察している。近隣の医療機関の意識と患者属性で大きく異なるのだろう。  このよ...  22年4月の診療報酬・調剤報酬改定で新しくリフィル処方箋が導入された。それから早9ヵ月が経過したが、現在のところあまり普及していないように感じる。  日本保険薬局協会(NPhA)の実態調査報告でも、総受付件数のうちリフィルの割合は0.1%とまだまだ低く、応需している薬局は一部に集中しているようである(表1)。右側にあるリフィル応需回数分布を見ると、実績のある1132薬局のうち「1回」と回答したのが619薬局と過半数を占めた。逆に「10〜19回」は35薬局、「20回以上」は49薬局と少ないが、実施に積極的な調剤薬局があるのは確かだ。  リフィル処方箋に関しては医師会のほうでだいぶさまざまな議論がされているようで、その影響で普及率が伸びていないと推察している。近隣の医療機関の意識と患者属性で大きく異なるのだろう。  このように

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