医薬経済オンライン

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ベイジーンが日本第1号製品を申請へ

中国製薬企業の「胎動」

2023年1月1日号

 23年は中国発の製薬企業であるベイジーンが日本市場での一歩を踏み出す。血液がん治療剤「ブルキンサ」(海外製品名、一般名=ザヌブルチニブ)の国内申請を計画しており、自社販売も視野に日本での活動基盤を着々と構築している。  ベイジーンは10年に北京で設立し、現在は米マサチューセッツ州やスイス・バーゼル、オーストラリア・シドニーなどにもオフィスを持つ。「新興企業」だが、「バイオベンチャー」と呼ぶには語弊がありそうだ。社員は30ヵ国で9000人以上を抱え、市場展開は60ヵ国にのぼる。  そして、何よりも研究開発費の膨大さだ。売上高と研究開発費の比率ともに、ベイジーンの直近5年間の実績を表にまとめた。日本の製薬企業と比べると、21年の売上高は日本新薬の1374億円より少し大きい程度。一方で、投じた研究開発費はエーザイの1717億円を上回る金額とな...  23年は中国発の製薬企業であるベイジーンが日本市場での一歩を踏み出す。血液がん治療剤「ブルキンサ」(海外製品名、一般名=ザヌブルチニブ)の国内申請を計画しており、自社販売も視野に日本での活動基盤を着々と構築している。  ベイジーンは10年に北京で設立し、現在は米マサチューセッツ州やスイス・バーゼル、オーストラリア・シドニーなどにもオフィスを持つ。「新興企業」だが、「バイオベンチャー」と呼ぶには語弊がありそうだ。社員は30ヵ国で9000人以上を抱え、市場展開は60ヵ国にのぼる。  そして、何よりも研究開発費の膨大さだ。売上高と研究開発費の比率ともに、ベイジーンの直近5年間の実績を表にまとめた。日本の製薬企業と比べると、21年の売上高は日本新薬の1374億円より少し大きい程度。一方で、投じた研究開発費はエーザイの1717億円を上回る金額となる

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