医薬経済オンライン

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日医工再生の鍵を握る「病院販路」

先行きが見えない国内ジェネリック医薬品市場(下)

2023年1月15日号

 前回1月1日号では、日医工の再生の道として、メディパルホールディングスへのジェネリック医薬品供給(製造)会社としての役割を果たすことが最善策と考えられると指摘した。売上げ増による収益性の改善は期待できるだろう。再上場あるいは他企業への売却を考えると、やはり収益性の改善は不可欠である。日医工が蘇るためのポイントはどこにあるのか。競合2社を加えた21年度上半期決算内容で分析していく。  まず、推定販売先別売上高(表1)を見ると、沢井グループホールディングスのみ、ほとんどの販売先で減収を記録し、合計で▲6.6%の773億円で終わった。最も売上高の大きい調剤薬局市場で▲6.9%だったことが響いた。それでも沢井GHDはこの市場でトップの座を死守している。  病院市場では日医工のプレゼンスが大きく、とくにDPC病院市場では圧倒的である...  前回1月1日号では、日医工の再生の道として、メディパルホールディングスへのジェネリック医薬品供給(製造)会社としての役割を果たすことが最善策と考えられると指摘した。売上げ増による収益性の改善は期待できるだろう。再上場あるいは他企業への売却を考えると、やはり収益性の改善は不可欠である。日医工が蘇るためのポイントはどこにあるのか。競合2社を加えた21年度上半期決算内容で分析していく。  まず、推定販売先別売上高(表1)を見ると、沢井グループホールディングスのみ、ほとんどの販売先で減収を記録し、合計で▲6.6%の773億円で終わった。最も売上高の大きい調剤薬局市場で▲6.9%だったことが響いた。それでも沢井GHDはこの市場でトップの座を死守している。  病院市場では日医工のプレゼンスが大きく、とくにDPC病院市場では圧倒的である。東

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