医薬経済オンライン

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薬のおカネを議論しよう

利益相反透明化プロジェクトの現状と今後の見通し

第81回

医療ガバナンス研究所医師 尾崎章彦

2023年1月15日号

 新年あけましておめでとうございます。  新しい年を迎えると言うことで、今回は、利益相反透明化プロジェクト(製薬マネー研究)の現状確認と振り返りをしたい。  まず利益相反プロジェクトから紹介すると、22年には、20本以上の論文が発表され、合計論文数も50本を超えた。その原動力になったのが、データ作成を統括する医療ガバナンス研究所の山下えりかや、学生リーダーの村山安寿さんだ。今年、村山さんは、英国、中国、カナダにそれぞれ短期留学する予定であり、さらなる飛躍を期待したい。  また22年は、日本のデータの解析として、専門医や診療ガイドラインを対象とした論文を多く発表した。専門医は、どうしても対象となる医師が多くなりがちでこれまでは敬遠してきたが、村山さんら学生の頑張りで可能となった。米国のデータの解析を本格的に開始した...  新年あけましておめでとうございます。  新しい年を迎えると言うことで、今回は、利益相反透明化プロジェクト(製薬マネー研究)の現状確認と振り返りをしたい。  まず利益相反プロジェクトから紹介すると、22年には、20本以上の論文が発表され、合計論文数も50本を超えた。その原動力になったのが、データ作成を統括する医療ガバナンス研究所の山下えりかや、学生リーダーの村山安寿さんだ。今年、村山さんは、英国、中国、カナダにそれぞれ短期留学する予定であり、さらなる飛躍を期待したい。  また22年は、日本のデータの解析として、専門医や診療ガイドラインを対象とした論文を多く発表した。専門医は、どうしても対象となる医師が多くなりがちでこれまでは敬遠してきたが、村山さんら学生の頑張りで可能となった。米国のデータの解析を本格的に開始しただ

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