医薬経済オンライン

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現場の医師が考える 医薬品マーケティング論

医薬品流通業界のロビー活動

第15回

臨床医 建見 霞嗣

2023年2月1日号

 厚生労働省が22年12月に開設した医療用薬の「供給相談窓口」(医療用解熱鎮痛薬等110番)ですが、現場では賛否両論あります。そもそも、どんなに求めても、ない袖は振れないわけなので、厚労省と医薬品卸が調整したところで、関係者全員がハッピーになるわけではありません。大きな悲鳴をあげた者勝ちかもしれないという雰囲気になっています。もちろん、現場の悲鳴を直接届けることができるようになったのは悪いことではありません。調整役を買って出た厚労省の心意気には、一定の賞賛を送りたいと思います。  ただ、悲鳴をあげる「閾値」というものは、個人や団体によってかなり異なります。また、悲鳴にも大きい声、低い声があります。当人は精一杯訴求していたとしても、受け取られ方は悲鳴を聞く側の厚労省担当者や周辺の気分でずいぶん変わってくるのではないでしょう...  厚生労働省が22年12月に開設した医療用薬の「供給相談窓口」(医療用解熱鎮痛薬等110番)ですが、現場では賛否両論あります。そもそも、どんなに求めても、ない袖は振れないわけなので、厚労省と医薬品卸が調整したところで、関係者全員がハッピーになるわけではありません。大きな悲鳴をあげた者勝ちかもしれないという雰囲気になっています。もちろん、現場の悲鳴を直接届けることができるようになったのは悪いことではありません。調整役を買って出た厚労省の心意気には、一定の賞賛を送りたいと思います。  ただ、悲鳴をあげる「閾値」というものは、個人や団体によってかなり異なります。また、悲鳴にも大きい声、低い声があります。当人は精一杯訴求していたとしても、受け取られ方は悲鳴を聞く側の厚労省担当者や周辺の気分でずいぶん変わってくるのではないでしょうか

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