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看護学者から見た個別化医療とグローバリズム

働き方改革のゴタゴタでわかったこと①

第66回 ポンコツ先生と正義の味方先生そして看護師の思い込み

大阪大学大学院医学系研究科/公益財団法人浅香山病院  山川みやえ

2023年2月1日号

 24年に医師の働き方改革の一環として時間外労働の上限が決まる。何というか、働き方改革が「=残業をしない、ブラックにはしない」というイメージになってしまっているのが、悲しいところだ。  医師もさまざまで、「もっと働けよ。勉強しろよ」という「ポンコツ先生」が多い一方、「先生、少しは休んでもらわないと何かあったら、患者さんが困ります」という「正義の味方」もいるわけである。なので、ポンコツ先生にはもっと働いて研鑽を積むようなベクトルを、300%働いている正義の味方には、休んで十分に能力を発揮できる環境を提供できるような柔軟な制度がいい。国がそんなものつくれるわけはないので、とりあえず、過労死しないような制度づくりしかできないのは仕方ない。  24年に医師の働き方改革の一環として時間外労働の上限が決まる。何というか、働き方改革が「=残業をしない、ブラックにはしない」というイメージになってしまっているのが、悲しいところだ。  医師もさまざまで、「もっと働けよ。勉強しろよ」という「ポンコツ先生」が多い一方、「先生、少しは休んでもらわないと何かあったら、患者さんが困ります」という「正義の味方」もいるわけである。なので、ポンコツ先生にはもっと働いて研鑽を積むようなベクトルを、300%働いている正義の味方には、休んで十分に能力を発揮できる環境を提供できるような柔軟な制度がいい。国がそんなものつくれるわけはないので、とりあえず、過労死しないような制度づくりしかできないのは仕方ない。

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