日本初ＡＩ搭載医療機器 | 医薬経済オンライン

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日本初ＡＩ搭載医療機器

2023年2月1日号

　今やAI（人工知能）は、社会生活に深く浸透、活用されている。例えば囲碁、将棋の世界ではAIの活用なくして棋士の生活は成り立たない。将棋界の天才棋士の藤井聡太五冠に至っては、時にAIを凌ぐ妙手を連発するほど。　医療分野では、インフルエンザの時期に、タイミングよく日本初のAI搭載医療機器が薬事承認を受け、インフルエンザ診断の保険適用・販売が開始される。患者の口の中を専用の咽頭カメラで撮影、同時に問診情報を入力し判定開始ボタンを押すと、1分もしないうちに検査結果が判明する。　消化器内視鏡検診では、すでにAIは大きな成果を挙げている。早期の食道がんでもAIは容易に診断可能。内視鏡静止画での検出はもちろんのこと、動画中であっても食道がんを拾い上げることが可能で、熟練医が見過ごす速い動画でも瞬時に高率に診断が可能だという。　AIの性能は極めて優れているものの、も... 　今やAI（人工知能）は、社会生活に深く浸透、活用されている。例えば囲碁、将棋の世界ではAIの活用なくして棋士の生活は成り立たない。将棋界の天才棋士の藤井聡太五冠に至っては、時にAIを凌ぐ妙手を連発するほど。　医療分野では、インフルエンザの時期に、タイミングよく日本初のAI搭載医療機器が薬事承認を受け、インフルエンザ診断の保険適用・販売が開始される。患者の口の中を専用の咽頭カメラで撮影、同時に問診情報を入力し判定開始ボタンを押すと、1分もしないうちに検査結果が判明する。　消化器内視鏡検診では、すでにAIは大きな成果を挙げている。早期の食道がんでもAIは容易に診断可能。内視鏡静止画での検出はもちろんのこと、動画中であっても食道がんを拾い上げることが可能で、熟練医が見過ごす速い動画でも瞬時に高率に診断が可能だという。　AIの性能は極めて優れているものの、もと

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